10.首痛・肩こり、頸椎椎間板ヘルニアのさまざまな治療法。

首や肩の治療には、さまざまな方法があります。

マッサージ・あんま・指圧は珠玉混合

マッサージの目的とは、体を揉むことによって血流をよくしたり、筋肉のこりをほぐすことです。

その結果、身体が活性化されれば自然治癒力が高まります。

特に血流をよくする効果は大きく、老廃物がリンパ液や血液に乗って取り払われていきますから、さまざまな症状の改善に役立ちます。

加圧トレーニングはヘルニアに最適な筋トレ

加圧トレーニングとは、腕や足の付け根を軽く圧迫し、血流を抑えたうえで行う筋肉トレーニングです。血流を制限することで軽い負荷でも大きなトレーニング効果が得られます。

この加圧トレーニングは椎間板ヘルニアにの予防にも有効です。

椎間板ヘルニアは、背骨にかかる負担が大きくなり、ついには椎間板がつぶれることで起きる病気です。

ですから、背骨を支える筋肉が弱いとそれだけなりやすいし、進行も早まります。したがって、予防、進行の抑制、症状の軽減などの目的には背骨まわりの筋肉を鍛える必要があります。

ただし、ひとつだけ気をつけていただきたいことがあります。加圧トレーニングは必ず、専門のトレーナーのもとで行ってください。

ヘルニアを伸ばして治す牽引治療

やり方としては、まず、あごの部分にベルトをつけます。そして5キロから数十キログラムまでの重りで首を引っ張るのです。

もちろん、あまり強い力で引っ張ると逆効果ですので、適度な強さで引っ張ることが大切で、治療計画づくりには専門的な知識が欠かせません。

ちなみに引っ張るのは1回ではなく、引いては休み、引いては休みの繰り返しを20分ほど続けます。

効果についてですが、頸椎を引っ張るとヘルニアによる神経根の圧迫が少なくなったり、筋肉の緊張が解けて血流がよくなるため、痛みやしびれが取れることがあります。

しかし、水平方向に突き出したヘルニアの出っ張りそのものを垂直方向に引っ張って引っ込めることは物理的にできませんから、根本的な治療にはならないのです。あくまで対症療法ということですね。

最終手段? 切開手術

さまざまな治療法を試してみても、どうしても回復しない。それどころか、日に日に症状が重くなって日常生活も送れなくなってしまった。そんな患者さんにとって最終手段とも言えるのが切開手術です。

頸椎椎間板ヘルニアの切開手術には、大きく分けて2種類あります。ひとつは、つぶれてしまった椎間板をすべて取り除き、代わりに金属を入れる方法です。通常は首の前を切開し、施術します。

もうひとつは、狭くなった神経管を広げる手術です。この場合は、神経根に近い首のうしろを切開します。

実際に椎間板の様子を確認し、直接、治療を施すのですから、切開手術は大きな効果が期待できます。それにもかかわらず、下半身にもしびれや痛みの症状が出るなど、日常生活が送れなくなるまでヘルニアが悪化しない限り、なかなか勧めません。たとえ対症療法に過ぎなくても、他の治療法を試すことが多いのです。

理由ははっきりしています。身体にメスを入れる切開手術は大変なリスクを伴ううえ、長期の入院やリハビリと、患者さんに大きな負担をかけてしまうからです。

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