4.他の動物は? キリンやくじらにみる首の仕組み

みなさんは、キリンの頸椎がいくつあるのか、ご存じですかですか? キリンといえば長い首が一番の特徴で、おとなになると2メートル近くになります。ところがそんなに長い首にもかかわらず、頸椎の数は私たちと同じ7個しかないのです。長く太い首を支えるため、ひとつひとつの頸椎は大きくがっしりとしていますが、構造そのものは人間と変りません。

海中の巨大哺乳類であるクジラも同じです。クジラの全身を想像すると、頭と胴体がつながっているようで、「どこが首?」と思うかもしれませんが、骨格を調べてみるとちゃんと頸椎があり、しかも数は7つです。

キリンとくじら

ただし、陸上の動物のように首を細かく動かす必要がないので、頸椎は太く、極端に短いのが特徴です。

頸椎の大きさや形に違いがあっても、哺乳類であれば首の構造は基本的に同じです。それなのに人類だけが背骨を直立させ、その上に重い頭部を乗せて二足歩行をしている。この特殊性こそが、首を原因とする多くの病気につながるのです。

しかも、キリンやクジラ、そして人間以外のすべての動物は、餌を探したり移動したりと忙しく行動をしているので運動不足にはならず、筋肉を健康な状態に保てます。

つまり人間は、骨格的にも行動的にも他の動物と大きく違っており、唯一、首の健康を気にしなければならないのです。

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